フラットウッズ事件

1952年9月12日/アメリカ/ウエストバージニア州ブラクストン郡フラットウッズ
Flatwoods,Blaxton county, West Virginia, USA

概要

証言を元に現場写真に合成された怪物の絵
異臭とともに出現した身の丈3mの宇宙人、フラットウッズ・モンスター!


詳細

丘に現れた異形の怪物

目撃者達午後7時15分頃、学校のグランドにいた少年達、エドワード・メイ、フレッド・メイ兄弟、トミー・ハイヤーが、赤く光る飛行物体を目撃した。(もう一人加えた4人という資料もある)

その物体は近所のベイリー・フィッシャー(Bailey Fisher)氏の農場の丘に落下していった。

少年達は丘に向かう途中に住む、メイ兄弟の母親のキャサリンにこのことを話した。
目撃者達
興味を持ったキャサリンは、
  • キャサリン・メイ(Kathleen May) 
  • エディ・メイ(Edward May/13) 
  • フレッド・メイ(Fred May/12) 
  • ユージン・“ジーン”・レモン(Eugene 'Gene’ Lemon/17/州兵) 
  • ドナルド・シェーバー(Ronnie Shaver/10) 
  • トミー・ハイヤー(Tommy Hyer/10) 
  • ニール・ナンレイ(Neil Nunley/14) 
の7人と、1匹の犬を連れて現場に向かった。
現場付近の丘に登ってみると、もやか霧のようなものが立ちこめており、16mくらい先に、点滅しながらブンブンと唸るような音を発する大きな球体を見つけた。目撃者の一人によると家くらいの大きさということだ。
フレッドによるイラスト
先頭を歩いていた少年が霧の中に光る2つの目のようなものを見つけ、懐中電灯の光を向けた。それは身長3mはあろうかという怪物で、頭は赤く、スペードか修道女のような形の透明のヘルメットをかぶり、目は青みがかったオレンジ色に光っていた。

怪物はシューッという音をたて、宙を浮かんで移動し、ひどい悪臭を放っていた。

一同は恐ろしくなって逃げ出し、警察に連絡した。悪臭を吸ったため、しばらく気分が悪くなった。
その2〜30分後、現場近くに住むマックス・ロッカード氏が現場に車で駆けつけたが、悪臭も光も怪物も何も見つからなかった。

彼と一緒か、それと前後して警察も現場を訪れたようである。

翌朝、地元の新聞社ブラクストン・デモクラットの記者が現場を訪れたところ、スキーで滑ったような足跡とオイルのような液体がたれているのを発見した。これは怪物とUFOのものだということにされて話が広まったが、実はロッカード氏の車の轍とオイルであった。

事件は全米のニュースになり、翌週のテレビ番組にメイ親子が出演してその体験を語った。その時、目撃者の証言をもとに作られた怪物のイラストを、現場写真に合成したものが有名なこの写真である。

怪物のことはフラットウッズ・モンスターと呼ばれている。

後年、目撃証言に忠実に描き直された絵2002年、事件50周年を記念し、目撃者の証言に忠実に描かれた怪物がこちらとなる。
だいぶメカニカルである。

現場周辺地図


より大きな地図で UFO事件マップ を表示
Google Map上に「ここが目撃現場」として写真をアップしてくれた方がいたので、より正確な位置にマーカーを移動した。小学校の南側だったようだ。

現場は私有地につき立入禁止になっているそうなので、さらに正確な位置はもう少し別の位置かもしれないが、かなり近くだと思われる。

翌日のフレームタウン事件

フレームタウン事件の宇宙人の中身の予想図
フレームタウン事件のイラスト
Flatwoods monster公式サイトによれば、事件翌日の9月13日夜にも、同じブラクストン郡でフラットウッズの南西20kmくらいにあるフレームタウン(Frametown)で、観光中の若いカップルが硫黄の臭いがする中、UFOと爬虫類のような宇宙人に遭遇したという事件が紹介されている。
寡聞にして筆者は聞いたことがなかった事件だし、「詳細は新しく出た本を買って呼んで欲しい」となっている。事件詳細がよくわからないし、信憑性に関してはわからない。

公式サイトのイラストからは、あきらかにフラットウッズ事件の宇宙人の中身がこの爬虫類型宇宙人=レプティリアンであるとしたいようだ。

余談だが、公式サイトはゴチャゴチャしていて非常に読みづらい。もうちょっとなんとかすればいいと思うのだが。

考察

3mの宇宙人(3mは現地の表現では10フィート)として、日本でもかなり有名な宇宙人である。

子供の頃、転載を繰り返して荒れたこの宇宙人の画像に、言い知れぬ恐怖とトラウマを感じた人も多かったんではないだろうか。

現場で見たというUFOが、形のはっきりしない光体であることから、エイリアン・クラフトとしてのUFOと宇宙人という事件とは違うのではないかという見方もある。

懐疑的な意見によれば、この事件は以下のように説明つけられるという。
当日大きな流星がこの辺りの上空を飛んだことが多くの人に目撃されており、少年達が飛行物体を目撃した時間と一致する。
当夜は霧が出ていた。
異臭は現場の草によるもの。
目撃された点滅する光は、近くのブラクストン郡飛行場に着陸する飛行機の着陸灯ではないか。
怪物は高い木の枝に止まっていたメンフクロウで、威嚇のために目撃者達に向かって飛んできた。目撃者が怪物を見ていたのはわずか2〜3秒であったことから、恐怖でパニックになって見誤った。

上記の説にそって当時の状況を想像してみると、霧深い丘で突然フクロウが飛んできてパニックになっている様子が見えるようである。

目撃者達は意図的に嘘は言っていないものの、怪物の詳細な姿などは後付けに想像され、いつの間にか共通の認識になってしまったという可能性も否定できない。

しかしこれもあくまで一つの説であり、目撃者達の証言を完全に否定できるものではないだろう。

キャサリンの息子で目撃者の一人のフレディ・メイなどは「不思議な物を目撃した」という意見を今も変えていない。

余談

このフラットウッズモンスターのイラストは荒れた印刷で紹介されることが多く、昭和の時代の子供達のトラウマとして心に刻みつけられたことでも有名である。
筆者も小学生の頃は、このイラストが掲載されたページは怖くて開けなかった思い出がある。
そもそも、背景写真と合成したイラストだという記述もなかったため、実際の宇宙人写真と長い間思い込んでいた。
白黒写真しかないので誤解されているが、実際は前述のように赤い顔にオレンジ色の目、体も緑色に描かれているようだ。
菜食されたイラストを見ていたら、だいぶ怖さも違っていたろう。

参考資料

0 件のコメント:

コメントを投稿