2016/9/27付 エウロパに水の噴出を確認!

ハッブルの写した写真に、探査機ガリレオとボイジャーのエウロパの写真を重ねたもの
NASAより
NASA(アメリカ航空宇宙局)が木星の衛星エウロパに関して驚くべき発表をするといっていた内容が、日本時間未明(現地時間午後)に発表された。
それによると、ハッブル宇宙望遠鏡の紫外線カメラでエウロパを撮影した写真に、エウロパから噴出する水のシルエットが写っていたことがわかった。
その写真は2014年1月26日に木星の前を横切るエウロパを撮影したもので、エウロパの下部から何かが噴き出しているのが写っていた。
NASAより
実際の写真を動画にしたもの。右の少し大きい黒い円はエウロパの影だ。
ハッブルサイトより
以前からエウロパの地表を覆う氷の下には、海が広がってるのではないかと推測されていた。
根拠として、エウロパの地表には無数の筋が走っているのだが、これは木星の潮汐力で地表がひび割れ、中の液体が噴出した後が固まって山脈のようになったものではないかという。
太陽から遠く離れているため受ける熱量は地球と比べかなり少ないが、内部に海があるのは、木星の潮汐力による衛星の変形によって生じた熱によるのではないかと考えられている。
地下に広大な海があるなら、そこで原始生命が生まれている可能性もある。
NASAにはエウロパ探査計画Europa Clipperがあり、2020年代に打ち上げ予定である。今後の調査に期待をしたい。
発表前日のNASAのツイッター。
「月曜日、木星の衛星エウロパについての新たな発見について発表します。ネタバレ:宇宙人じゃありません。」(笑)

2016/9/24付 NASA、エウロパについて驚くべき発表を予告

情報ソース:AFP

アメリカ航空宇宙局(NASA)は、木星の衛星エウロパについて、26日に「驚くべき発表」を行うと告知した。
木星の4大衛星の一つで、表面を覆う氷の下に液体の海が存在し、生命体がいる可能性について期待が持たれている天体だ。
今回の発表は、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した表面の画像に基づいたものだという。
発表がおこなわれる記者会見は、日本時間では27日午前3時となる。

——以前、NASAが地球外生命体に関する重大な発表として発表されたのは、猛毒のヒ素を取り込んで生きていける微生物に関してだった。つまり、通常の生命体とは別の組成で生命が生きていることが明らかになったものだ。
科学的には重大ではあったが、一般人にとっては肩すかしを食らったような発表だったこともたしかだ。はたして今回の発表はどんな内容だろうか? 楽しみだ。

2016/9/21付 中国の宇宙ステーション来年落下予定

情報ソース:IRORIOUPI
人民網より
中国の宇宙ステーション(軌道上実験モジュール)「天宮(てんぐう)1号」が制御不能になり、来年後半に地球に落下するだろうと中国政府が発表した。
中国当局では、大気圏突入時にほとんどが燃えてなくなるというが、宇宙物理学者のジョナサン・マクダウェル教授は天宮1号のエンジンが大きいために完全に燃え尽きることはないと語る。制御不能のため、落下地点の予測もできない。
現在も天宮1号の制御回復に努めているという。

——この天宮1号、ツイッターで上空通過予定が知らされるため、筆者(雅)も実際に双眼鏡を使って見たことがある。といっても一度だけだが。
空を小さな光点が線香花火のような火花を出しながら通過していて、とてもきれいだった。
きれいではあったが、今思えば空気のないところでなんで火花なんて出していたんだろうか? もしかしたら高度が低くなって大気との摩擦のせいだったんだろうか?
ツイッターのお知らせでは肉眼でも見えるように言っているのだが、この時以外はいくら探しても見えることはなかった。
…と、ここまで書いてきたが、もしかしたら熱帯降雨観測衛星(TRMM)の方だったかもしれない。不正確でスマン。
いずれにせよ、火花を出す人工衛星を見たのは今のところあれきりである。
いつどこに落ちるかわからないようなので、みなさんお気をつけて。

衛星タイタンの写真に文明の証拠?

情報ソース:NASAジェット推進研究所、某陰謀論サイト

概要

「土星の衛星タイタンの地表を写した画像は、不自然に加工されたものであり、タイタンに住む生命体の文明の証拠を隠そうとしたものである。しかし画像解析の結果、隠しきれない証拠が出てきた!」というようなサイトがあったので検証。

詳細

NASAとESA(欧州宇宙機関)が1997年に打ち上げ、2004年に土星に着いた探査機カッシーニは、2005年に子探査機ホイヘンスを衛星のタイタンに着陸させ、写真撮影や大気の分析などを行なった。
調べたところ、問題の画像自体はたしかにNASAから2008年7月30日に公開されていた。
しかし、情報ソースのリンクを見てもらえればわかるが、
「このアーティストコンセプトは、鏡——スモッグがかった衛星タイタンの表面のなめらかな湖——を示します。」と説明がある。
要するにタイタン表面の想像図として作られたもので、実際のタイタン表面の写真ではない。
一から描かれた絵ではなく、地球の風景写真を元にしていると思う。

ページ右上の情報欄にも、カメラやレーダーで実際に撮影した画像にはある撮影機器のInstrumentの項目がない。

オリジナル画像は上記の480×275ピクセルの小さなものだ。それを陰謀サイトでは過剰に拡大したり色を変えたりして検証している。
過剰な拡大で不鮮明になったピクセルを、ひねくれた解釈で「人がいる」とか「建物がある」とか妄想想像たくましいこと甚だしい。
いろいろ画像をこねくり回す前に、英語の説明ぐらい読めばいいのに。

NASAも想像図と実際の写真をごっちゃに置いておくのはまぎらわしいと思ったのか、この後の想像図からはタイトルに Artist Concept と入れるようにしたようだ。

実際の地表写真

これが実際に撮影されたタイタンの地表の写真だ。

他にもある想像図

NASAジェット推進研究所のサイトには、タイタンに関しての想像図が他にもあるので、いくつかピックアップしてみた。
PIA16634: Floating Ice on Titan Lakes?(タイタンの湖に浮かぶ氷?)

PIA11838: Rainy Day at Hotei Arcus (Artist's Concept)(雨の日のホテイ弧状の地形)

2016/8/24付 太陽系から一番近い恒星に惑星発見!

情報ソース:ESOアストロアーツengadget

太陽系に最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリを公転する惑星が発見されたと、ヨーロッパ南天天文台(ESO)が伝えた。
見つかった惑星「プロキシマb」は地球と同じ岩石惑星で、約11日という短い日数でプロキシマの周囲を公転している。
プロキシマからの距離は太陽〜水星間の10%程度ととても近いが、プロキシマが太陽よりもずっと暗い星なのでプロキシマbが受ける熱エネルギー量も少なく、液体の水と生命存在の可能性があるハビタブルゾーンに位置するという。
ただしプロキシマからの距離が近いために強い放射線を受けている可能性があり、過酷な環境と想像されるという。
大気存在の有無やその組成などの問題もあり、すぐに生命、ましてや知的生命体を期待できるものではないが、今後の調査に期待が持てる。

ケンタウルス座にあるプロキシマ・ケンタウリは太陽系から4.2光年と最も近い恒星で、三重連星を形成しているアルファ・ケンタウリA、同Bとともに、太陽系から最も近い恒星系として知られる。

2016/8/31付 ニュージャージーの空飛ぶ円盤写真


情報ソース:MUFON(Date of Eventに2016/8/12を入れてSUBMIT)、UFO SIGHTING HOTSPOTTOCANA
MUFONより

8月12日、ニュージャージー州ベイヨン(Bayonne)で、暴風雨の直後に撮影した空の写真を取り込んだところ、撮影時には気づかなかった二つの飛行物体が写っていて撮影者を驚かせた。
拡大してみると、右の物体は明かりか窓のような部分が三つある。

——ソースサイトでは、どうやら左の小さいのが軍の戦闘機で、それを右のUFOが追いかけていると推測しているところもあるが、左の物体でも戦闘機かどうかははっきりしない。
右の物体はたしかに円盤っぽいが、先入観で円盤型に思い込まないほうがいいだろう。
二つの物体ともども、撮影時は気づいていないというので、よほど気にもとめないような虫などか、光学的な現象の線も考慮したい。
デジタルカメラではシャッターの機構から、高速で動く物体を写すと奇妙な像が撮影されることもある。ひと頃流行ったスカイフィッシュなどもその類だ。
窓越しに写して、室内の物体が写り込んだ可能性は一見低そうではあるが、詳しい撮影状況がわからないのでなんとも。
なかなか不思議な写真ではある。

2016/9/6付 スペースX社のロケット爆発はUFOのせい?

情報ソース:TOCANA
9月1日に、アメリカで打ち上げられる予定だった、スペースX社の無人ロケット「ファルコン9」が、打ち上げ前の燃焼試験中に大爆発を起こしてしまった。
その爆発の瞬間の映像に、画面を高速で横切る物体が写っているとして、爆発はUFOの攻撃によるものではないかと、一部の陰謀論者によって囁かれている。

——たしかに爆発の瞬間に高速で横切る物体が写っているが、それまでもさんざん画面内を鳥だか虫だかのようなものが飛び交っている。
明らかに羽ばたいている鳥とわかるものもあるが、カメラに近いところをピンボケで飛ぶ虫らしいものも多い。
爆発の瞬間に偶然写っていたからといって、それがロケットを攻撃したと決め付けるのは無茶な話だ。攻撃している様子がとらえられているならまだしも、くだらない言いがかり以外の何ものでもない。

2016/7/7付 NASAの長官、宇宙人の存在を信じる

情報ソース:スプートニク

NASA(アメリカ航空宇宙局)のボールデン長官(Charles Bolden)が、「他の惑星に生命が存在する可能性は高く、人類がある時、地球外で未知の生命体を発見すると心から信じている」と述べた。
UFOと宇宙人が隠されているというエリア51については、「軍事基地であり、過去も今も宇宙人がいたことはない」と述べた。

——地球外の生命体(知的なそれとも言っていないようだ)の存在を信じ、エリア51についてもUFO、宇宙人との関連を否定する、至極当たり前の内容だ。

2016/8/29付 月面に宇宙人の基地発見?

情報ソース:EWAO(EARTH. WE ARE ONE)、TOCANA

地上の望遠鏡から撮影した月のクレーターの映像に、宇宙人の基地と思われる構造物が見つかったという。
クレーターの中央に
YouTubeアカウントJohnLenardWalsonが自分で撮影して最初に公開したという。

——調べたところ、アリスティルス(Aristillus)とアウトリュコス(Autolycus)クレーターだった。月の北半球中緯度にある平凡なクレーターだ。
アリスティルスの中央にある盛り上がりを宇宙人の構造物と主張しているらしいが、これは多くのクレーターに見られる中央の山だ。中央丘と呼ばれ、隕石衝突の反動でできると考えられる。比較的大きなクレーターに見られる。
つまりごくごくありふれた地形なのだ。
こんなものをいちいち宇宙人基地などと騒ぐ気が知れない。
映像に合わせて東西南北を反転してある

TOCANAではクレーターの場所がわからないと書かれているが、あっという間に見つかった。小さなクレーターでもないし、記者もこれくらい調べればいいのに。
望遠鏡で撮影している都合で、映像は東西南北がそれぞれ逆になっている。画面上が南だ。(レンズや鏡の組み合わせでいろいろ変わる) 画面が揺らいでいるのも地球の大気の影響だ。

ただ、映像だと南半球高緯度にあるかのようにアウトリュコスの方に向けて奥行きの傾きが見られる。アウトリュコスの方が低緯度側(赤道方向)なので、地球からの観測でこう写るのはちょっと不思議だ。錯覚を起こしているかもしれないので、今度自分でも写してみようと思う。
途中でズーム操作されているのは、望遠鏡の接眼レンズをのぞかせるようにビデオカメラを取り付けて撮影しているせいだろうか?(コリメート撮影という) それならビデオカメラのズーム機能が使える。ただそれよりも、モニタかスクリーンに映したものを撮影しているようにも見える。