2018年1月17日水曜日

石川県で撮影されたUFO写真

1978年3月24日、石川県金沢市

石川県金沢市の坂井俊信氏が、月面を横切るUFOを撮影したものという。


まず資料には日食時とあったが、これは皆既月食時の間違いである。
たしかにその夜は皆既月食があり、金沢市では夜11時30分頃から月の左側(東)から欠け始めた。

ステラナビゲーター11によるシミュレーション
UFO写真の左側は月食の欠けはじめだろうか? 天体シミュレーションソフトで再現したところ、11時38分頃がUFO写真の欠けた感じと似ている。
この当時、月はほぼ真南の空の51度の高さにあった。

撮影状況がわからないので断言できないが、おそらく望遠鏡か望遠レンズを使って月の写真を撮っていた時に偶然写ったんじゃないかと思う。
露出オーバーで月面の模様がほとんど飛んでしまっているが、暗くなる皆既時に合わせて露出を固定し、連続写真を撮っていたのかも知れない。
UFOがあまりピンボケしていないから、カメラのレンズのすぐ前ということはなさそうだ。
皆既月食時であることから、他にも同地域で望遠鏡を向けていた人も多かったろうに、他の人の目撃談はないんだろうか。もっとも、せいぜい数十m程度の比較的近い距離を飛んでいたものであれば撮影者以外のカメラ視野に入ることはまずないだろう。
おそらくだが、鳥、虫、コウモリなどが撮影時に偶然月の前を横切り、UFOのように写ってしまったのではないかと推測される。

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