2018年4月5日木曜日

2018/1/4付 タビーの星、謎の変光は宇宙人由来ではなかった

情報ソース:AFP BB NEWS、NHKBSプレミアム「コズミックフロントNEXT ついに発見!?宇宙人の高度文明」2016年4月7日放送

ダビーの星の位置
ステラナビゲータ10より
はくちょう座にある恒星「KIC8462852」(地球からの距離は1470光年)が2011年3月に一週間だけ15%も暗くなり、その2年後には20%以上も暗くなった。
惑星が前を横切ったためと考えるには暗くなる割合が非常に大きいこと(通常は1%程度)から知的生命体が作った巨大な構造物がその周囲を回っているせいではないかとも考えられていた。(他にも恒星自体が変光星であること、彗星が前を通過なども考えられた)

3日に発表されたアメリカのルイジアナ州立大学のタベサ・ボヤジャン助教を主筆とした、100人以上の科学者達による論文によれば、原因は宇宙塵(じん)の可能性が最も高いという。
この星はタベサ助教の名前から「タビーの星」とも呼ばれ、大きさが太陽の1.5倍、温度が太陽より1000度ほど高い。

ダイソン球

「高度に文明の発展した知的生命体は、恒星をすっぽり覆う人口構造物を作り、恒星のエネルギーを余すところなく利用していることが考えられる」という仮説がある。
この仮説上の構造物は、この説を提唱者したアメリカの物理学者フリーマン・ダイソンの名からダイソン球と呼ばれる。
KIC8462852の減光は、これによって引き起こされているのではないかと考える学者もいたが、今回の論文はこれの可能性を除外することになった。
ダイソン球のアイデアは様々なSF作品でも使われている。

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